星下り大会式

毎年8月9日

年に一度の特別な日西国三十三観音総供養四万六千日功徳日

古来より八月九日に中山寺にお参りすると、西国三十三所観音霊場の全てに参拝したのと同じ功徳があると伝えられております。

またこの日は、「四万六千日功徳日(しまんろくせんにちくどくび)」とも呼ばれ、この一日で一生分の参拝の功徳を得られるとされています。

数字の由来は所説ありますが、一説には、一升(いっしょう)の米粒の数が四万六千粒あり、「一升」と「一生」を掛け、四万六千日の参拝を一生分の参拝とする言い伝えがあります。

星下りの様子

星下りとは

8月9日(ここのかび)は西国三十三所の観音さまが中山寺に集まる日。
その様が星降るようであった事から「星下り」と呼ばれます。
塔頭五ヶ院の講元によって本堂に奉納された梵天には、
西国三十三所の観音さまの功徳が宿ります。

星が降る夜になると各講の講員達が”おねり”をなし、梵天を本堂まで迎えに行きます。
そして、授かった梵天をおねりの先頭にすえ、観音さまの功徳が
参拝者に振りそそがれるよう、境内を激しく練り歩きます。

塔頭(たっちゅう)と講(こう)について

当山の参道沿いには五ヶ院の塔頭があります。塔頭とは、高僧の没後、弟子がその遺徳を慕って大寺の傍らに建てた塔や庵が起源といわれ、大寺に属する子院を指します。星下りでは、それぞれの塔頭に属する講の方々がおねりを行い、梵天奉幣の主役となります。

塔頭と講の様子

当日のおねりの順序
  • 華蔵院
  • 宝蔵院
  • 成就院
  • 総持院
  • 観音院

星下り当日

  • 十五時

    稚児梵天

    午後3時から本堂にて法会が執り行われ、法会の間には法被姿のたくさんのこども達が、お神輿を担いで本堂の周りを練り歩く稚児梵天が行われます。

  • 十八時頃〜二十二時

    出店の賑わい

    日暮れに差しかかる夕方頃から、出店の開店準備が始まります。日が落ちた頃には、多くの店と人で境内はとても賑わいます。

  • 二十一時

    梵天奉幣

    午後9時からは、本堂において大般若経転読会が行われ、祈祷が終わる頃には各講の若者がおねりをしながら山内各塔頭へ梵天を奉幣します。

  • 進列

    21時頃になると、僧侶が雅楽とともに進列し、本堂へと向かいます。

  • おねり 本堂へ

    参道沿いの五ヶ院の塔頭から本堂へ、各講がおねりをしながら梵天を授かるために登っていきます。

  • 法会

    本堂では梵天を前にして大般若経転読会が行われています。
    おねりは法会中の本堂へと到着し、講の代表が本堂内から梵天を授かります。

  • 還列

    本堂での法会が終わると、僧侶が還列を始めます。この頃に、和太鼓の奉納演奏が始まり、迫力ある音が境内に響き渡ります。

  • おねり 塔頭へ

    各講は、授かった梵天を掲げて参詣者へ功徳を振り撒きながら、順に各々の塔頭まで下っていきます。
    すべての講が塔頭まで戻ったところで、年に一度の大祭は終わりを迎えます。

【※ご注意】

20:30頃~22:00頃まで、梵天奉幣のため、参道に通行規制がかかります。参道が通れなくなりますので、20時頃までには、本堂周辺へお上がりください。(お帰りの方は、参道を迂回してお帰り頂きます)

星下り限定授与品

  • 星下り限定 御朱印(数量限定)

    四万六千日参拝の功徳を授かった証として、8月9日のみ頒布いたします。

    星の降る夜を表現した台紙をご準備いたしますので、書き置きのみのお授けとなります。

    場所 詠歌堂寺務所前特設テント
    冥加料 500円

    画像はイメージです。
    実物とは異なる場合がございます。

  • 除災招福 ミニ梵天

    災いを除き福を招く観音さまの功徳が宿った梵天を、ご自宅でもお祀りいただけるようミニサイズに仕立てました。

    期間 7月9日~8月9日
    場所 納経所札場(8月9日のみ寺務所前特設テント)
    冥加料 1,000円

梵天とは?

穏やかな顔の地蔵さま

神仏の依代(よりしろ)となる大形の御幣(ごへい)のことを梵天と呼び、星下りでは長さ2mほどの青竹に幣束(へいそく)を取り付けたものを用います。

星下りの日に、当山に参集された西国三十三観音すべての功徳がこの梵天に宿るとされ、本堂から各塔頭へ功徳の宿った梵天を振りかざしながら練り下りるのが大祭のクライマックスとなります。

聖徳太子の像『西国三十三所観音集会図』
当山所蔵:一般非公開

星下りと西国三十三所

徳道上人が開かれた西国三十三所観音巡礼。この西国三十三所の観音さまが、年に一度中山寺に参集すると伝えられる「中山寺星下り」は、花山法皇の西国三十三所中興巡礼を縁起とします。旧暦七月九日の深夜、花山法皇は河内国石川寺の佛眼上人(ぶつげんしょうにん)と播磨国圓教寺の性空上人(しょうくうしょうにん)とともに中山寺へ登拝されました。当時の中山寺の住職辨光上人(べんこうしょうにん)の導きのもとお祈りをされていたところ、虚空に光明が差し、妙なる梵音とともに西国三十三所全ての観音さまが中山寺本堂へ来迎されたという霊験譚が伝わります。
その様がまさに星が降るようであったことからこの縁日は「星下り」と呼ばれ、この日に中山寺に参拝すると西国三十三所を全て参拝したことと同じ功徳が得られると言い伝えられております。